残金決済・引き渡し時

?Q1.残金決済の時に必要なお金?

 購入代金のうち、手付金や中間金で支払った残りの金額と諸費用の残りの全てを支払います。
 住宅ローン借入額を売主が直接受け取る場合には、その分を差し引いた額が残金になります。また仲介会社を通じて購入した場合は、売買契約時に支払った仲介手数料の残りも支払います。

?Q2.登記に必要なお金はいくらぐらい?

 土地と建物の所有権登記をして、初めて自分の家になります。登記は司法書士に依頼するのが一般的で、法務局に出向いて必要な手続きをしてくれます。
 国に治める登録免許税を含めた登記費用は、3,000万円の新築住宅の場合で約40~50万円を概算の目安にして下さい。この他に登記簿謄本の交付(収入印紙が必要)などの実費がかかります。

?Q3.課税標準って何?

 登記に必要な登録免許税の金額は、課税標準に所定の税率をかけて算出します。
 この課税標準とは、各市町村が定めている土地や建物の評価額のことで、通常は固定資産税評価額課税標準になります。固定資産評価額は実際に売買される価格ではなく、各市町村にある固定資産課税台帳に記載されている価格で、土地と建物それぞれ課税台帳があり評価額は実勢価格に比べて低くなっています。

?Q4.妻が働いていなくても共有名義ってできる?
 
 共有名義は「登記の割合(持分)=出資の割合」にするのが原則です。専業主婦でも、例えば奥様が1,000万円の頭金を出してご主人が1,000万円のローンを組む場合は、半分ずつの共有名義となります。
 複数の人がお金を出したのに一人の名義になっていると、贈与とみなされて贈与税がかかることがあります。